1950~2024年、田舎生まれの体験記など

初めての中国・北京、その3・万里の長城

万里の長城は、北京市内から少し距離がある。
時間は限られているし、タクシー料金は高くないことが分かったので、タクシーをチャーターすることとした。
日本語が話せる運転手をリクエストしたが、来た運転手は、日本語も英語も話せないとのことだった。

万里の長城は、幾つかの入り口があるとのことなので、運転手とコミュニケーションを取る必要があった。しかし、相手は、日本語も英語も話せない。こちらも中国が話せない。

そこで、タクシーについている無線を利用して、オペレーター室の日本語や英語でこちらの意図を伝え、それをオペレーター室が中国語で運転手に伝えてコミュニケーションを取った。

もちろん、万里の長城は、この頃も人気の観光地で、外国人旅行者というよりも、国内の旅行者で賑わっていた。

どこまでの長城は続いていたが、歩くと切りがないが、かなり高い場所までみんな登っていた。
急な坂は、結構きつかった。

長城の外側は、昔は敵がいた場所なわけだが、遠くを見ながらそんなことを思った。
長城を取り上げた文学などを勉強しておれば、もっと別の感慨もあったかも知れないが、世界的に有名な場所に来たというレベルの感想だった。

それでも、運転手さんと苦労しながらコミュニケーションを取れたのでここまで来れた。
初めての中国旅行のハイライトだった。

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