香港での宿は、香港島サイドにある中国系のホテル（飯店）だった。

2階のレストランには、水槽があり、カニなども注文できた。もちろん美味しかったが、メニューを見たか、店員に薦められたか、「鳩の焼き（バーベキュード・ピュージョン）」注文したところ、ものすごく美味しかった。小さい頃、山に罠を掛けて小鳥を獲りそれを丸焼きにして食べていたことを思い出したが、それよりももっと美味しかった。この鳩の丸焼きは、中国の他の都市を訪れた時なども、よく注文していたが、この時の味を超えられなかったと思う。このレストランでの写真が無いのは残念である。

ホテルの親切なおじさんから、昼食は飲茶をやっているので、近くにいるときはここに戻って食べなさいと言われた。そのとおりすると、飲茶はもの凄く美味しかった。

香港市内では、レパルスベイの他、タイガーバームガーデンや中国との国境沿いの町を訪ねた。

もう一つの思い出として、夜、オプショナルツアーで「京劇の鑑賞ツアー」に参加した。食事も付いていたと思うが、たまたま、ドイツ男性とフランスとイスラエルのご婦人との一緒のテーブルに就いた。ドイツ人やフランス人は、僕ら話し掛けてきたが、ドイツ人とイスラエル人の二人は目を合わせないほど微妙、険悪な雰囲気だった。
未だ、日本では、新婚旅行時の海外旅行は稀だったと思うが、「スモールセレモニーでビックトラベル」と褒められた。

香港の街は、それからずっと好きだったが、最近の中国本土の香港への支配力強化で、今は訪問したいと思えない状況と感じている。

あの中国文化とイギリスなどの西洋文化が微妙に交じり合った街の雰囲気が懐かしい。