1998(平成10)年、友人のエマミさんに誘われて、カナダ・バンクーバーで開催された「第8回国際応用地質学会」に参加した。休暇を取っての参加だった。
エマミさんの誘いが強かった。当時、「建設発生土のリサイクル促進」の仕事をしていたので、そのことを論文にしてポスターセッションに参加することになった。当時の部下で、その論文の共著者の一人だった。M君も参加することとなった。
そこまでは良かったが、格安航空券の関係で、私は、サンフランシスコ経由で、エマミさんとM君は香港経由となった。
関西空港を発ち、サンフランシスコ国際空港についたが、12時間程度の待ち時間があった。
そこで、タクシーをチャーターし、ゴールデンゲイトブリッジを見に行った。
その後、サンフランシスコのビーチでボディ―ボードをすることとした。ボディ―ボードに夢中になっていた時期で、マイボードを持参していた。
サンフランシスコでのボディ―ボード体験のことは、別記事(ボディ―ボード・サーフィン物語)に書いている。
水は冷たく、タクシーの運転手は無事、待っていてくれた。
夜遅く、バンクーバーに向かった。
バンククーバーの空港には、先に到着予定の二人が迎えに来てくれている約束だった。荷物を受け取るのに手間どっったが、出口には迎えに来てくれている二人の姿がどこを探してもいない。
携帯電話もなかった時代だった。ホテル名と住所をメモしていたので、タクシー運転手にそのメモを見せて、何とかホテルまで辿り着いた。
「なぜ、来なかった」と聞くと、
「すみません。疲れて眠っていました」とのことであった。
香港経由のかなりの長旅だったので、仕方ないと思えた。そして、床に就いた。
翌朝、突然の訪問者があるとも知らずにーーーーー