1950~2024年、田舎生まれの体験記など

イラン旅行、その3・ヤズド

ヤズドは、イラン中央部にある砂漠の中のオアシス都市である。
エマミさんの故郷ということで、両親やお兄さんも住んでおられるということで訪問することとした。
テヘランから飛行機でヤズドに飛んだ。窓からは、荒涼たる砂漠が見えた。

ヤズドは、砂漠の土から作られていると思われるレンガでできていた。モスク以外は高層の建物はなく、全体的に砂漠に調和しているような景観の都市だった。

エマミさんのお兄さんや親戚の子供たちから、大歓迎を受けた。
街では、市街の景観やモスクを見学した。日本とは全く異なる景観である。
また、写真は、省略するが、ヤズドはゾロアスター教の発生の地ということで、その古い遺跡も見学した。

街の中心を外れると、周囲はすべて砂漠である。私が「砂漠が珍しい」というと、ミニ砂漠ツアーに計画してくれた。
砂漠を歩いていると、薬莢が落ちていた。驚いて手に取ると、イラン・イラク戦争当時のものだと言われた。日本まで持ち帰った。
また、東の先は、アフガニスタンとの国境があるとも教えてくれた。アフガニスタンは怖い国だと説明を受けたように思う。それにしても、空気が澄んでいるので遠くまで見えて、日本には無い景観であった。

エマミさんのお父さん、お母さんが住んで居られるお宅も訪問した。
お茶請けの果物として、桑の実が出され、懐かしさとともに美味しいと感じた。
エマミさんのご両親は、年齢のせいもあるかも知れないが、とても穏やかでやさしい目をしておられた。

エマミさんのお兄さんの大きな家にも招待された。
親戚の子供たちから大歓迎を受けた。

素晴らしいオアシス都市での経験であった。
この時お会いした皆さんが元気で過ごされているように祈っています。また、子供たちが成長をしていることを祈っています。みんなやさしい人たちでした。

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