1950~2024年、田舎生まれの体験記など

立神の素晴らしさと注意事項

唐津の立神は、九州のサーフィンの発祥の地と言われている。
入り江の中央部から海に向かって右側は、底は大小の石でできている。中央部に砂地はあるが、左に少し行けば、また石だらけだ。
その海底の条件もあるのか、全体的な地形が理由か、芥屋よりもさらにパワフルで形の良い波が立つ。

私の実家は、福岡市から行けばその先の伊万里湾にある福島であり、立神を知るようになってからは、正月元旦は、雑煮を食べた後、そのまま一人で車を走らせ立神に行っていた。元旦がコンディションが悪すぎる時は、二日になったり、手前の相賀の浜に入ったりしていた。

立神は、立神岩のある方向から入り江の中央部にレギュラーのロングライドが可能で、多くがそこに入っているように思う。私は、グーフィーなので、入り江の中央部から石コロがゴロゴロしている岸に向かって左側のボードを走らせて遊んでいた。
とにかく、パワーがあり形が良いので上手く乗りさえすれば楽しく遊べた。

正月、目が赤いまま、実家に戻り、ビールなどを飲んで遅い昼食を食べていたら、目が真っ赤になったことがある。アルコールの影響もあり毛細血管が破れたようであった。治るまで1週間程度だったと思うが驚いた。目が赤いままのアルコールの取り過ぎは要注意だ。

立神にも様々な思い出がある。
お盆休みも頃だったか、海に入っていると大きな騒ぎ声が聞こえてきた。海水浴に来ていた中学生と思われる数人が、カレント(離岸流)に流されて溺れそうになったのだ。その日の条件によると思うが、立神は入り江の中央部で沖に向かってのカレントが強くなることがある。

その時は、居合わせてサーファーが直ぐに助けに回った。私も一人を助けた。
無事、数人を岸まで連れ戻したサーファーたちは、何事もなかったようにまた海に戻った。ボードを持っているとは言え、助けるにはリスクがある。それを何事もなかったように海に戻る姿が恰好良かった。

唐津、立神ポイントの全景。九州のサーフィン発祥の地。
立神ポイント、風の影響が強すぎる日。正面左が立神岩

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