1950~2024年、田舎生まれの体験記など

建コン協会活動の思い出、その2(大学へのPR活動)

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建コン協会九州支部の活動として最初に始めたのが、九州内・山口県の土木系学生向けのPR活動だった。

PR用のOHPシートを作成して、それを使って各大学の学生へ向けて「建コンとは?」「建コンの魅力とは?」「建コンに求められる能力」などを説明し、学生よりの質問にも答えた。
アポイントは、大抵の場合、その年次の就職担当の先生が決まっていたので、その先生にお願いした。3年生、大学院1年生を対象として、事前に案内してもらって集まってもらった。授業の一環として取り扱っていただける大学が多く、1室に40~50名集まってもらえた大学が多かったと思う。

大学の名前を上げれば、九州大学、九州工業大学、福岡大学、熊本大学、佐賀大学、長崎大学、宮崎大学、鹿児島大学、山口大学、九州芸術工科大学などを回ったと思う。ここに挙げた大学は、私自身すべて回った。

説明の資料は、各人に任されていたと思うが、私は、「個人の力量次第では、若くても仕事を任せてもらえる」「資格を取れば、別の会社でも通用する」「自分の能力を十分発揮できる環境がある」などと力説したと思う。
また、建設プロジェクト全体の中で、発注者の公務員、現場を担う建設会社(ゼネコン)は分かるが、建設コンサルタントの位置づけが十分浸透していなかったので、「計画・設計」を主に担うなどの説明もした(今では、土木系の学生であれば誰でも知っていると思うが)。

また、求められる能力は、『今村遼平著:報告書の周辺ー望まれるコンサルタント像ー、日本測量協会』を参考にさせていただいて、以下の表を使わせてもらったと思う。なお、この本については、「カテゴリー:影響を受けた本」で紹介している。

この活動は、10年近く実施したと思う。それなりの効果もあったと思う。その後、建設業界の低迷の時期を迎え、各社が新卒採用を控えた時期に入り、終了することとなった(今思えば、新卒採用をあきらめざるを得ないという状況は実に残念である。各社ともその後、中途採用なのでしのいだと思うが)。

なお、現在は、別途述べる「JOBCAFE開催」「インターシップの実施」「説明が求められる大学へは行く」などで対応していると聞いている。

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