先に述べた「因果分析図法」や「関連樹木法」は、30歳後半から40歳代にぶつかっていた様々な業務や会社員としての問題の解決に、頭を整理する上で手ごたえががあった(本当に役立った)。
ーーーということで、もう少し、かれらの手法を含んだ体系的な手引書・理論書みたいなものを探していた。そうして見つけたのが、「寺野寿郎著:システム工学入門ーあいまい問題への挑戦、共立出版(株)』である。
システム工学というアプローチの必要性から、数値解析の方法まで幅広く書かれており、すべてを読破するには、難しい本であったが、システム工学的なものの見方ということが書いてあり、その部分がとても気に入っていた。
気に入っていたので、先に述べた社内誌への投稿論文でも、その本に書いてあった言葉を引用した。
少々気恥ずかしいが、その部分を引用する。
システム工学にご興味がある方は、ぜひこの本の読破を試みて頂きたい。